※イラスト Peaceful life 20
「ねえパパ、ママ、翼ってなんのためにあるの?なんで羽根があるとお空を飛べるの?」
あなたはそう聞かれたら、上手に答える自信はありますか?
「うーん、きっと空気の流れを、なんとかして…」
きちんと説明するのは意外と難しいものである。
しかし、そんな実験を誰でも手軽にできる実験があった。
スーパーなどで雨の日に使える傘袋。
この細長い形と、空気を逃がさない素材を生かした『傘袋ロケット』で、子どもや科学初心者でも簡単に行える『ロケット飛ばし』の実験がある。
袋とテープ、翼に使う紙を用意すれば、ちょっとした工作で『ロケットの飛び方は、翼のあるなしでどれくらい違うのか?』試してみることができるのだ。
百聞は一見に如かずという言葉通り、実際にやってみると目から鱗が落ち、自然と納得するものである。
それでは、『手軽に挑戦!傘袋ロケットの作り方』をお伝えしよう。
傘袋ロケットの作り方
※漫画 Peaceful life 20
用意するもの…傘袋、テープ、翼に使う紙。
1、 傘袋を膨らませ、袋の口をテープで止める。
2、 一つのロケットは翼を付ける。もう一つは翼を付けない。お好みで頭に三角の飾りを付けたり、翼をたくさんつけても良い。
3、 ロケットを飛ばしてみる。二つ以上のロケットを、同じ場所から、同じように飛ばしてみよう。
さて、実験結果は?
答え…翼が付いているロケットの方が、真っ直ぐに飛びやすい。
そして、空中に浮いている時間も長くなることが多く、全体的に安定して飛行できることがわかった。
ロケットの翼があることで、機体はバランスを取る能力を備える。そして翼が多ければ、その分安定して飛ぶことができるのだ。
ただ、やみくもに翼を増やせば良い訳ではないので注意しよう。翼同士がくっついていると、空気の通り道がなくなってしまう。
そして空気がロケットにぶつかるようになり、ロケットは飛びにくくなってしまうのだ。
雨の日が楽しみになる傘袋ロケットの実験を、ぜひ一度試して頂きたい。
子どもと、家族と、楽しく学習できるのでオススメである。
この記事へのコメントはありません。