アフリカに北部にある世界最大の砂漠・サハラ砂漠。
その面積は1000万平方キロメートル、アフリカ大陸の3分の1の面積を占め、日本の約30倍、アメリカ合衆国とほぼ同じ面積の巨大な砂漠である。
その誰もが知るサハラ砂漠であるが、なんと現地の言葉でサハラを訳すと「砂漠砂漠」になってしまうのである。
もともと名称がなかった
サハラとは、元来アラビア語で「砂漠」や「荒野」を意味する言葉であり、サハラ砂漠以外の砂漠にはきちんと名称がついている。
しかしサハラ砂漠はあまりにも広大すぎたために、現地の人は単に「サハラ(砂漠)」とだけ呼んでいたという。
つまり巨大すぎたために「サハラ」という名称がそのまま「砂漠」を指す言葉として現地で定着していたのである。
しかし外国人はそれを砂漠の名称と勘違いし「○○砂漠」のように捉えてしまった。
なので日本の「サハラ砂漠」だけでなく、英語圏でも「Sahara desert」のような間違いが起こっているのである。
意味の重複になってしまうので、英語やフランス語では正式には「The Sahara、Le Sahara」と表現することにはなっている。
この記事へのコメントはありません。