海外

初めて日本に訪れた台湾人に聞いてみた 「日本の感想」~前編

台湾と日本

初めて日本に訪れた台湾人に聞いてみた

画像 : 台湾 台北市 イメージ

親日家が多い国として知られる台湾

筆者は現在台湾在住であるが、薬局に行ってもスーパーに行っても日本の商品が並んでいる。文具屋にも日本の文房具コーナーが必ずといっていいほど設置されている。さらにその多くの品は、店の一番目立つ場所に陳列されている。

海外で日本の商品を買うのは、お高めだと思う方が多いだろう。
筆者が以前中国に住んでいた頃、日本の商品は2倍から3倍の価格で売られており、しかも偽物が多く出回っていた。調味料などはとても高くて手が出ず、泣く泣く現地のものを使っていた。

台湾は違う。価格も1.5倍ほどで許容範囲のものが多い。美容用品や化粧品は割と高いので買うのを躊躇してしまうが、食料品や調味料は手頃な価格である。

日本から直輸入のマヨネーズやソースは、日本で買うより100円程度高いくらいで購入できる。
文房具に至っては日本で売っている価格より安い場合もある。筆者は日本への帰国前には文具屋に行ってお土産を探すことも多い。ちょっと面白い逆輸入である。

台湾人も「日本製」とか「日本原装」などの文字に弱く、すぐにレジに走る。
「日本」と聞くと何でも品質が良く、便利だという印象があるようだ。

日本の商品だけでなく、日本の文化についても多くの人が関心を払っている。TikTokなどで日本の文化や習慣が紹介されていると「本当にそうなのか?」と良く聞かれる。

筆者は先日、台湾人の友人とそのご家族と沖縄旅行に行った。彼らは日本に来たのは初めてあった。

今回は彼らが「初めての日本にどんな印象をもったのか?」ということを前編と後編にわたって紹介したい。

沖縄という特有な場所ではあるが、それを踏まえてお読みいただけたら幸いである。

英語が通じない

初めて日本に訪れた台湾人に聞いてみた

画像 : 外国人に優しい店舗 著者撮影

友人は英語教師なので英語がペラペラである。少しの訛りなら聞き分けられるしコミュニケーションも円滑である。しかし台湾人の英語の発音と、日本人のジャパニーズイングリッシュはかなり違うようである。

日本人の英語の発音が独特なのは筆者も心得ているが、思っていた以上だったようだ。

沖縄に着いてから彼らの通訳は筆者がしていたのだが、いくつかの場面で英語を使う必要があったという。空港やホテルでは難なく通じたのだが、居酒屋やお土産物屋などではほとんど通じなかったようだ。とはいえ国際通りではほとんどのお店で中国語と英語の表記があったので、特に困ることはなかったようだ。

ともかく「日本人の英語は外来語の羅列のようで、とても聞き取りにくかった」と話していた。

空気が良い

台湾はバイク王国のため、非常に空気が悪い。

参考記事 : バイク王国台湾 〜「台湾人はなぜこんなにバイクが好きなのか?」
https://kusanomido.com/study/overseas/64778/

コロナのせいでマスクをつける習慣になった時は「むしろ台湾人の肺が救われたのではないか」と思ったくらいだ。

場所が沖縄だったこともあるが「いつも青空が見えていて空気がとても良かった」と、みんな口を揃えて言っていた。

礼儀正しい

初めて日本に訪れた台湾人に聞いてみた

画像 : タクシー 著者撮影

今回の旅行ではレンタカーを借りなかったため、タクシーに乗る機会が多かった。

台湾の友人たちは、日本のタクシードライバーの礼儀正しさに驚いていた。あるドライバーさんは乗車するとすぐに自己紹介し「安全に目的地まで参ります」と声をかけてくれた。運転も上手でとても安心して乗っていられたという。

日本でも時々タクシードライバーのマナーの悪さが取り上げられることがあるが、それでも台湾人からすればかなりマナーは良いようである。

それもそのはず、我々は台湾に戻ってから駅でタクシーを拾ったのだが、とても印象的な出来事があった。

大きなトランクが2個あったのだが、なんとドライバーは何もせず面倒くさそうに眺めているだけだった。筆者と友人はわざと手を出さずに、「トランクを入れてくれ」と言った。するとドライバーはあろうことかため息をつき、仕方なさそうにトランクを積み込んだのである。

その後、一言も発することなく乗り込み「シートベルトを締めろ」と指差しで命令してきた。

降りる時も一向に運転席から降りる気配がない。そこで、もう一度こちらから「トランクを降ろしてくれ」と伝え、やっと降ろしてもらった。

日本から帰ってきた直後ということもあってか、友人たちは「日本のドライバーさんを見習え」と言っていた。

タクシーの話が印象的だったので取り上げたが、全般的に日本人は礼儀正しい人が多いと感じたようである。

後編へ続く。

 

草の実堂編集部

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草の実学習塾、滝田吉一先生の弟子。
編集、校正、ライティングでは古代中国史専門。『史記』『戦国策』『正史三国志』『漢書』『資治通鑑』など古代中国の史料をもとに史実に沿った記事を執筆。

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