お昼寝の効果
筆者が在住している台湾では、小中高と「昼寝の時間」が決められている。昼食とは別に時間をとって昼寝するのである。
多くの会社においても昼休みは長めに設定されており、昼寝できるようになっている。
昼寝には多くの利点があるそうだ。その中のいくつかを紹介しよう。
1・心臓病になる確率を下げる。
ある昼寝に関する研究で、毎日30分昼寝をする人と、しない人で「心臓病で死亡する確率」が調べられた。昼寝をする人は、しない人に比べて心臓病にかかって死亡する確率が37%も低かったという。
2・脳への血流を良くする
昼寝後は脳への血流が良くなることから、脳伷塞になる確率を下げる。
3・仕事の効率が上がる。
アメリカの研究所の調査によると、昼寝をすることで大脳の細胞が修復されることが分かった。大脳がまるで充電されたかのような状態になり、想像力が豊かになり仕事の効率が上がる。
4・目を保護する
昼寝することで目の疲れが緩和され、乾燥を防ぎ保護することができる。現代人は目を酷使しすぎである。
5・免疫力を高める。
ドイツの研究所の調査によると、実は午後1時が人間が一番睡眠を欲している時間であるという。
その時間に昼寝をすると、リンパを刺激し、免疫力が高められる。
昼寝に最適な時間と長さとは?
昼寝の最適な時間は「午前11時から午後1時の間」とされている。
では、最適な長さはどれくらいなのだろうか?
実は昼寝が40分を超えてしまうと血圧が高くなってしまうことがあるという。
しかし、30分以内で起きると問題ないようである。つまり最適な長さは20分から30分である。
台湾の昼寝文化
筆者も含めて、台湾に来たばかりの外国人は、その徹底した昼寝文化に少なからず驚く。
そして、彼らはとても上手に机に伏せて寝る。幼い頃からの習慣になっているので苦にならないのである。
彼らは社会に出てもその習慣が抜けないため、会社でも同様に寝るのである。
台湾では、昼寝が快適にできるように様々な商品が開発されている。
筆者も現在購入を考えている商品がある。
その名も「SLEEPY TOFU」。「眠るための豆腐」という意味である。
低反発枕の小さい版で、デスクサイズにちょうど良いように設計されている。
多くのビジネスウーマンが昼寝しやすいように、開発に開発が重ねられた商品である。
なんと、顔を押し付けても化粧が落ちにくい構造になっている。そして万が一よだれを垂らしてしまっても安心!丸洗いできるようになっている。
その他にも、コの字型の昼寝用枕が販売されており、手を間に挟んだり、中に通したりして自分のスタイルで眠ることができる。
この台湾の昼寝習慣、日本の学校でも取り入れてみたらどうだろうか。
台湾在住の筆者もすっかり昼寝習慣がついてしまい、昼寝をしないと午後の仕事が捗らない状態である。
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