企業や個人が資金調達のために「クラウドファンディング」を利用することが一般にも普及してきました。
ネット上で、不特定多数の人に資金の提供を募り、見返りとしてお金やプロジェクトが提供する物品を優先予約や割引価格で買えるサービスです。
最近では、ヴィレッジ・ヴァンガードが「ハイカラさんルームウェア」と名付けた袴型のワンピースが圧倒的に人気になって、シリーズでヒットを飛ばすなど、より身近にクラウドファウンディングが存在するようになりました。
ヴィレッジ・ヴァンガード・オンラインストア→公式HP
でも、今ではその先を行く「フレンドファンディング」が登場しています!
[ikemenres]polca
polca(ポルカ)は、キャンプファイヤーというクラウドファンディングの大手企業がリリースしたアプリのことです。
そして、このpolcaこそ「フレンドファンディング」を実現させました。
その名の通り「フレンド」と「ファンディング」の組み合わせによる造語で、友人や知人など、身近な人から資金を調達できます。
polcaはアプリで無料ダウンロードできて、iOS・Android向けが揃っています。登録を済ませたら、すぐに自分のプロジェクトを立ち上げることになるので、あらかじめやりたいことを決めておいたほうがいいでしょう。
プロジェクトのタイトル、目標の金額(300~10万円)を設定し、一人が支援できる金額(300~3万円)を決めます。そのときに決めなくてはいけないのが、「お返し」の設定です。クラウドファンディングでいう「リターン」ですね。これも自由に決めることができます。
この手軽さこそpolcaの魅力なんです!
利用方法は色々!
手軽ですが、不特定多数の人から支援をしてもらうクラウドファンディングと違って、URLを知っている人だけがプロジェクトを支援できます。
家族・友人・知人、SNSのフレンドなど、気心の知れた人に参加してもらえる点も安心ですね!
polcaの利用方法も様々です。
例えば「友人の披露宴でサプライズゲストを呼びたい!」「ブログの取材費用を集めたい!」など、一人で利用するためのものから、皆で利用するプロジェクトまでいろいろな可能性があります。お返しも「ブログでTwitterのアカウントを紹介させていただきます」など、ちょっとしたことでも大丈夫。募集期間もないので、目標金額を達成した自転で終了となります。
目標を超えた場合、逆に目標に達しなかった場合でも、集まった資金は全額受け取ることができます。
振込みの依頼をすることで、最短1営業日で指定した口座に振り込まれます。
家入一真
このpolcaをリリースしたキャンプファイヤーの代表取締役は「家入一真(いえいりかずま」さんという投資家の方です。次々と新しい事業に投資する連続投資家で、実業家でもあります。
この家入さんの経歴も驚きました!
イジメが原因で高校を中退、デザイン会社に就職すると、ウェブサイトのデザインに興味を持ちました。ウェブデザインの技術や知識を身につけると、有限会社paperboy&co.を設立。インターネット関連の大手、GMOインターネットの子会社となって、2008年には、ジャスダック市場へ29歳という最年少で上場を果たしました。
その後、キャンプファイヤーの取締役になります。
キャンプファイヤーでは、現在、2000ものプロジェクトが採択されて、約80,000万人の出資があり、累計支援額は約8億円にもなっています。そのキャンプファイヤーがより手軽に始められるようにしたクラウドファンディングサービスがpolcaだったんです。
小さな経済圏
polcaについて、家入さんは自身のFacebookでこのように語っています。
「polcaはコミュニティーサービスであり、小さなコミュニティのなかでお金が流通します。インターネットはこれからも広がりますが、一方で小さくて居心地のいいコミュニティも現れています。これを小さい経済圏と呼んでいます。クラウドファンディングに比べてハードルも低く、気軽に支援を受けたり、お金を集める方法として、polcaが生まれました」(一部抜粋・要約)
実は、この「小さいコミュニティ」という考えは、今後のネットのあり方を示しています。新型SNS「マストドン」もSNS疲れを感じた人たちが、もっと気軽に利用できる「小さなコミュニティ」の集合体です。きっと、こうした小さなサービスはもっと増えてゆくと思います。
まとめ
polcaを始めるのは本当に簡単です!でも、より効率よく支援してもらうためには、SNSなどで自分の企画を広めることが重要ですね。
そのためにも、まずはSNSのフレンド、それも同じ趣味などを持った輪を広げることが大切です。
polca公式HP→https://polca.jp/
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