ITパスポートは社会人なら持っておいて損はない
「名前にITってついてるからIT企業でしか役に立たないんじゃないの???」
こんな風に思ってる人も多いかもしれません。しかしこの資格はIT企業だけで役に立つどころか、全社会人にとって有用な資格となっています。
なぜなら現代の企業でコンピューターを使わない企業は殆どないためです。
この資格があれば「コンピューターのプロフェッショナルとまではいかなくても、一般水準よりも知識がある」という証明となり、就職や転職においてもアピールポイントの1つになることは間違いなしです。
ITパスポート試験の概要
ITパスポートは、経済産業省が行っている国家資格で、ITに関する基礎的な知識が証明できます。
具体的には、AIやIoTなどの新技術、マーケティングや経営戦略、財務・法務などの経営全般、セキュリティやネットワークなどのの知識を問う試験となっています。
ITパスポート資格試験の合格率は50%前後となっており、国家資格の中では比較的取得のしやすいものとなっています。
合格基準は、3つの分野「テクノロジ・マネジメント・ストラテジ」それぞれで1,000点満点中300点を取り、なおかつ総合評価点で1,000点満点中600点を取る必要があります。
どちらか1つでも基準に達していないと不合格となってしまうので注意が必要ですね。
ちなみに問題構成は、テクノロジ分野42問、マネジメント分野18問、ストラテジ分野32問となっています。
受験の方法は、まず公式サイトで専用のIDを取得し、その後都合の合う会場・日時を選択して受験するという形になっています。
ITパスポート試験公式サイト
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
現在はCBT方式を採用しているため、試験を受け終わったら即時に合否の結果が分かるようになっています。
受験料は7,500円(税込み)と数ある資格の中では高い方に位置しています。しかし情報処理系の資格の中では基礎ということもあり、値段もそこそこ安い方となっています。
ITパスポートの効率的な勉強方法は?
「IT系だし勉強するの難しそう」「そもそもどうやって勉強すればいいのかも分からない」
そんなお悩みを抱えている人は多いのではないかと思います。
しかしITパスポート試験は合格率50%ほどという超高難易度の資格ではないため、しっかりと自分に合った勉強法で集中して勉強すれば、何も怖くありません。
今回は実際に筆者の知り合いの高校生が実践し、合格点をとった勉強法をお教えします。
それはズバリ、
『一通り参考書を読んだら、過去問を周回しまくる』
です。
この勉強方法は一見すると安易に感じる方もいるかもしれませんが、実は理にかなっているのです。
というのもITパスポート試験は用語さえ分かれば、アルゴリズム(謎解きのようなもの)や簿記に関係する計算問題が全く解けなくても、合格点に乗ることは可能だからです。
しかもこの試験は毎回似たような問題が出る傾向もあるので、過去問で出た問題さえ解けるようにしておけば合格の可能性はぐんと上がります。
おすすめ書籍
【令和5年度】 いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集
この書籍のおすすめポイントは、豊富なイラストを用いた丁寧すぎると言っていいほどの高クオリティーな解説です。
重要な用語にはイラスト図解が載っていて、ただ言葉を暗記するのではなく、理解を重視した解説方法になっています。
さらに緻密な過去問研究の成果ともいえる、得点に直結する試験頻出の過去問を掲載しているので、効率的に合格に近づくことができます。
この書籍のおすすめポイントは、各分野の部門ごとに問題が掲載されている点です。
学んだ直後に問題を解くことで記憶への定着が促進されて、最短効率で合格に近づくことができます。
最後に
1.ITパスポートは持っていて損はない資格。
2.ITパスポートは、ITに関する基礎知識が証明できる国家資格。
3.合格基準は各分野で1,000点満点中300点以上獲得、そして総合評価点で1,000点満点中600点獲得。
4.受験料は税込み7,500円
5.おすすめ勉強法は「参考書を読んだ後に過去問を周回する」
是非、このITパスポート試験に挑戦し、新たな知見、新たな技術への関心を深めていってください。
みなさんが合格をつかめるよう応援しています。
この記事へのコメントはありません。