(出典 Asahi SOFT DRINKS 公式サイト)
最近、Twitterで「カルピスはうつ病に効く」と話題になっている。
なぜ、うつ病に効くのか、ふだん何気なく飲んでるカルピスとは、どのような飲み物なのか、調べてみた。
『カルピス』とは
「良質な生乳と95年以上受け継いできた乳酸菌から生まれた、さわやかな風味のすこやかな飲み物です。自分の好みの味を楽しく作れ、みんなで楽しく飲める心やすらぐ飲料です。」
(引用 Asahi SOFT DRINKS公式サイトより)
「カルピス」は、アサヒグループ内の飲料メーカー、カルピス株式会社が販売している乳酸菌飲料である。
希釈タイプの『カルピス』をはじめ、さまざまなタイプのカルピス商品が販売されている。
よく知られている『カルピスウォーター』は、希釈タイプの『カルピス』を純水で仕上げ、ストレートで飲めるようにしたものだ。
他にも、
カルピスをゼリーにした『カルピスゼリー』
濃厚になった『濃いめのカルピス』
炭酸飲料になった『カルピスソーダ』
カロリーが抑えられた『カルピスカロリー60%オフ』
高血圧が気になる人へ『カルピス酸乳/アミールS』
「季節折々のフルーツの味」(みかん、いちご、メロン、白桃、巨峰、マンゴー…)
などがある。
なぜカルピスがうつ病に効くのか
うつ病になる原因のひとつとして有名なのが、幸せ物質とよばれる「セロトニンの不足」である。
「セロトニン」は、天然の精神安定剤のようなものだ。
セロトニンの分泌が減ると、
・「幸せ」を感じることができなくなる
・目覚めや寝つきが悪くなり、睡眠の質が落ちる
・イライラして、怒りっぽくなる
・不安になったり落ち込んだりしやすくなる
・やる気がなくなり、集中力が落ちる
といったことが起こりやすくなる。
セロトニンが十分に分泌されていると、
・体温調整がなされバランスがとれる
・食欲の制御、消化、吸収
・感情のバランスがとれ、幸せを感じられる
・集中力が増し、やる気がでる
・「メラトニン」に変化し、入眠を促す
など、さまざまな効果があり、セロトニンは人が生きていくうえで必要なものなのである。
セロトニンの多くは「腸で作られている」という研究発表がある。5%は脳、95%は腸で作られているともいわれている。
セロトニンが不足した場合、「腸内環境を整える」ことで分泌が増えバランスをとることができるということだ。
『カルピス』は乳酸菌飲料。
乳酸菌は、腸内環境を整えるはたらきをする。
腸内環境が整うと、セロトニンの分泌が増える。
セロトニンが増えると、精神が安定する。
そのため「カルピスはうつ病に効果がある」といわれているのである。
おなかの味方のカルピス新製品
『届く強さの乳酸菌 プレミアガセリ菌CP2305』
カルピスシリーズに、腸内環境を整える「機能性表示食品」があることはご存知だろうか。
機能性表示食品とは、「事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに 機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品」のことである。(消費者庁公式PDFより)
続けて飲んでいると、腸内腐敗物質といわれている「P・クレゾール」「チロシン代謝物」というものが減っていくという。
また、善玉菌の代表であるビフィズス菌が増えるという研究結果も公式サイトで発表されている。
カルピスは糖分が多く、腸内環境を整えるからといって大量に飲んでしまっては元も子もない。
だが、『プレミアガセリ菌CP2305』なら一日に飲む量が決まっているためそのようなことがない。
しかも「機能性表示食品」ということで、同じカルピスを飲むのであれば、こちらを飲んだほうが効果的といえるだろう。
結論
腸内環境が悪くなってセロトニンが不足している状態に、カルピスは効果がある。
セロトニンは入眠に必要なメラトニンに変化するので、睡眠に悩みがある人にもおすすめである。
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カルピス社はCP2305菌=c23菌を使用した製品を「生きていて腸まで届く」「届く力の乳酸菌」などと称して販売していますが、それらの商品はすべて死菌を使っています。
この菌が生きて腸まで届く能力のある乳酸菌であることは本当なのてしょうが、消費者が入手できる商品は一つ残らず過熱殺菌したものです。
死菌の方が効果が高いから死菌を使っているとカルピス社は説明している様ですが、それなら生きて腸まで届くという言葉は必要ないというか無意味です。敢えて誤解を誘う宣伝文句を使っているとしか考えられないので、ちょっと悪質です。