海外

日本人が間違いやすいネイティブ英語③【食べ物・おかず、主食編】


スポンサードリンク

「レストランでシーチキンを頼んだのに、『海鳥は調理できないわ!』と困らせてしまった…。

そんなことになったら自分が恥をかくし、相手も悩んでしまうだろう。「ネイティブに誤解されやすい英語表現について」考えてみよう。

『ビフテキ』

察しのよい人なら、もうおわかりだろう。『ビフテキ』はカタカナだが、どことなく日本風の名前である。これは英語で “beef steak” と呼ぶ。日本語では長い名前を4文字程度に略する癖があるが、『ビフテキ』もその一つだったのか?

名前の由来については「英語が語源」、「フランス語からきている」、「イタリア語が語源」諸説あるようだ。

 

『チキン』“chicken”

これは日本でも有名だろう。チキンは弱虫、臆病者。
「私はチキンを食べたい(I’m chicken.)」と言ったつもりが「私はチキン野郎」になってしまったら大変だ。
また、「チキンが食べたい
(I want to eat chicken.)と頼んだつもりが “a” を付けて “I want to eat a chicken.” と言ってしまい、「鶏一羽」と誤解され、巨大な鶏肉を頼んでしまった!…そんなことにならないよう気をつけよう。

 

『シーチキン』

サンドイッチやおにぎりの具では定番のシーチキン。マヨネーズとあわせて「ツナマヨ」は、大人にも子どもにも大人気である。しかし、これは完全な和製英語だ。
たしかに、よく考えてみると「海の鶏?」と、疑問が残る名前である。この違和感を英語に直すと “sea chicken” (海の鶏)。または “she chiken” (彼女はチキン野郎だ)と聞こえなくもない。
『シーチキン』は英語で “canned tuna” または “a can of tuna” というので、覚えておきたい。

 

『ミンチ』

ネイティブ英語

ハンバーグや肉団子、ミートソースなどに使えるミンチ。「これは絶対、英語だろう!」筆者はそう思っていた。しかし、これもどうやら和製英語のくくりに入るらしい。『ミンチ』はアメリカ英語で “ground meat” 。イギリス英語では “mincemeat” と言う。「イギリス英語はミンチで良いんだ!」と思ったら間違いなので注意しよう。発音が『ミンチ』ではなく『ミンス』になる。

 

『ホットサンド』

「温かいサンドイッチが大好き!」そんな人もいることだろう。筆者もなぜか、温かいサンドイッチには特別感を感じていた。

寒い日に喫茶店に入り、チーズがとろける熱々のサンドイッチを、ホットコーヒーと一緒に食べる…これが何とも贅沢な時間に感じるのだ。しかしこの『ホットサンド』、なんとこれもまた和製英語であるようだ。

ためしに英語翻訳で「hotsand」と入力すると、 “熱い砂” と翻訳される場合がある。砂を熱く熱して食べるなんて、想像するだけでも気分が悪いものだ。

「温かいサンドイッチ」が食べたい場合は “toasted sandwich” “grilled sandwich” と言うと、きちんと伝わるようだ。

 

『ご飯』

海外に行くと和食が恋しくなるとはよくいったものだ。「ご飯」に梅干し、納豆が食べたい!そう思うこともあるかもしれない。

ところで『ご飯』は英語で “rice” と言うが、これと似た言葉に “lice” がある。これは『しらみ虫』という意味なので気をつけよう。
私たち日本人は英語の発音が苦手であったり、LとRを間違えてしまう場合がある。LとRを聞き間違えられてしまっただけでまったく別の単語になり、誤解を招く恐れもあるのでしっかり練習しよう。

 

『インスタント食品』『インスタントラーメン』

インスタント食品は、英語で “convenience food” と言う。コンビニエンスといっても『コンビニでしか売ってない』訳ではなく、『即席の食品』ということなので、一応覚えておきたい。
ちなみに『インスタントラーメン』は、英語で “instant noodles” 。

 

和製英語は思いのほか多く、英語に直して覚えるのが大変なくらいだ。

なぜここまで和製英語が増えたのか、困ってしまうところだが、次の世代に恥をかかせないよう、筆者はしっかりと勉強し直そうと思う。

日本人が間違いやすいネイティブ英語①
日本人が覚えておきたい英語を調べてみた【汚い言葉】
日本人が間違いやすいネイティブ英語②【食べ物・野菜編】
日本人が間違いやすいネイティブ英語③【食べ物・おかず、主食編】
日本人が間違いやすいネイティブ英語④【食べ物 スープ 小麦 ナッツ編】
日本人が間違いやすいネイティブ英語⑤【食べ物・果物、おやつ編】
日本人が間違いやすいネイティブ英語⑥【食べ物・アイス、飲み物編】
日本人が間違いやすいネイティブ英語⑦【飲み物、お酒、食事処のサービス編】

アバター

鈴蘭

投稿者の記事一覧

ライターをしている鈴蘭です。
自身の失敗から学んだことを記事にしたいと思います。
一緒に頑張りましょう!

✅ 草の実堂の記事がデジタルボイスで聴けるようになりました!(随時更新中)

Youtube で聴く
Spotify で聴く
Amazon music で聴く
Audible で聴く

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. 『トランプ政権のイラン核施設空爆』その背景と狙いは?拡大する反米…
  2. シュタージ 「東ドイツ秘密警察の恐るべき監視社会」
  3. フィンランドの歴史と文化を継承し続ける古都 『トゥルク』
  4. 7000年前のヨーロッパの集団墓地で首なし遺体38体を発見 〜遺…
  5. 【ロシアを擁護するトランプ】中国は台湾に侵攻する意欲を増強させる…
  6. 戦闘民族 マオリ族の歴史 【タトゥーは身分証明だった】
  7. ゲイたちに愛されたジュディ・ガーランドの娘 「ライザ・ミネリの現…
  8. 【迫る都知事選】今こそオルテガの『大衆の反逆』を読む 「多数決は…

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

幕末は戦国時代同様の下剋上状態だった? 将軍や藩主さえも殺されるかもしれない実情とは

大きな戦乱のない安定した政権を維持した江戸幕府1603(慶長8)年の開府以来、260年以…

新聞が巻き起こした戦争・イエロージャーナリズムと米西戦争

米西戦争 の原因米西戦争(べいせいせんそう)は、アメリカとスペインとの間で行われた189…

【明治期の異文化夫婦】士族の娘・小泉セツが外国人作家と築いた愛と創作の13年

明治期、日本文化に深く魅了され、その魅力を西洋に伝えたひとりの文筆家がいた。小泉八雲こと、ラ…

堀部安兵衛について調べてみた【赤穂浪士の最強の剣豪】

はじめに忠臣蔵とは、赤穂浪士四十七士の討ち入り事件の総称として用いられている。赤…

カラーコーディネーターの仕事とは 『カラーコーディネーター検定と色彩検定の違い』

部屋に溢れるインテリアや洋服には、人々の生活を彩る力がある。そこには人の気持ちを癒したり、楽…

アーカイブ

PAGE TOP