海外

日本人が間違いやすいネイティブ英語①

ネイティブ英語

日本の町中で、商品で、私たちはたくさんの英語を見かけるようになった。
雑貨や洋服には英語の文字がオシャレに刻まれ、それを日常的に着用する。
有名な曲の歌詞の中にも英語が頻繁に使われていて、それが洒落っ気のある雰囲気を醸し出していたり、ちょっと賢い、イケてる人に見えたりするものだ。
タレントさんの決め台詞でも英単語が使われていることが多い。

しかし、英語をちゃんと学ばずに格好良さだけを求めてしまったり、日本語で言えばいいのに無理をして英語を使ってしまうと、時にはとんでもない英語を使ってしまうことがある。

スポンサードリンク

この記事では、日本人が間違えやすい「ネイティブが聞くと微妙…かもしれない英語」をまとめてみた。

 

“movement”

さあ、動き出そう!」と前向きに誰かの背中を押す時、“movement”という単語を使ったことはないだろうか?
“movement”は「動き」「運動」「活動」などの意味があり、辞書にもそう記載されている。
有名な曲の歌詞にも“movement”という言葉が入っており、多くの人はテレビでやラジオで何度も聞いたことだろう。
筆者も「ムーブメントは勢いのある良い言葉だ」と思っており、この単語が入っている歌詞にも元気をもらい、感動していた。

しかし、ネイティブが“movement”と聞くと、『お腹の中の動き』、…つまり「お通じ」や「便秘」など、トイレ関係を想像してしまう場合があるのだ。

【お通じがある】と英語で言うときは
“Have a movement” または“Have a bowel movement” と表現する。
どうやら、お医者さんと
「最近、下の具合はどうですか?」「ええ、よく出るようになってきました…」
と『うんち関係』を曖昧な表現で話すときなどに、 movement が使われるらしい。

動き出せ!」と言うときは
“Move on”(動け!進め!) “Moving on” (前に進もう、前進しよう)
“Get a move on! “(早く!モタモタしないで!)

“Hurry up” (急いで) “Step on it”(急いで) “Get going”(出発しよう、行こう)
などと表現される場合があるようだ。
せっかく相手を応援し、励ましで使った言葉がトイレ関係に聞こえてしまっては、言った本人もガッカリだろう。そして、聞いた方は苦笑い…そんな光景が目に浮かぶ。

 

“Crap your Hands”

こちらも日本の商品や歌詞の中でよく使われている言葉。
手を叩こう」と誘っていて、仲間との楽しい時間を想像させる良い言葉である。
パーティやライブなどにぎやかな場面で、中心人物が「さあ、みんな一緒に手を叩こう!」と誘えば、とても盛り上がるのが想像できる。
日本では感動を体で表す時や、相手に伝えたい時、手を叩くことが多いのではないだろうか。

しかし、“Crap your Hands”…このスペルは大間違い。RとLを間違えて覚えて、そのまま歌詞や商品の中で使用している人が多いようなのだ。

Clapは『叩く』という意味だが、crapは『』という意味なので、“Crap your Hands”は「糞を手に!」「手が糞だ」とでも言っているようになってしまっている。
賑やかなパーティで、絆を深めるライブで、手に汚物を持っていたら大変な騒ぎになるのではなかろうか。
また、「お前の手は糞だな」と嘲笑っている風に誤解されては大変だ。相手を間違えると恐ろしいことになりそうなので気をつけたい。
正しくはLを使い、“Clap your Hands”となる。
こちらもしっかり覚え直そう。

 

“ball bag”と“ball sack”


スポーツが好きな人、スポーツを習っていた人なら必ず持っていたであろう「ボールのバッグ」。
ボールバッグ」「ボールサック」と呼ぶのが当たり前になっており、スポーツショップの店員さんに「ボールバッグはありますか?」と尋ねれば、丸みのある鞄を出してくれるだろう。
筆者はネットショッピングで「ボールバッグ」「ボールサック」と検索してみた。
こちらでもサッカー用品など、スポーツに使用するバッグがたくさん出てきて、どれも使いやすそうな機能的なバッグであった。
しかし、「ボールバッグ」「ボールサック」も使いどころを間違えると、誤解を招くかもしれない言葉なのだ。

“ball bag” と“ball sack”はその名の通り、男性の陰部を指す場合がある。女性に向かって「ぼくのボールバッグが」と話すと、微妙な顔をされるかもしれないので、気をつけよう。

 

“bullshit”

お花見や野外のイベントで使われるブルーシート。
「カタカナだから英語だろう」と思ってしまうが、海外では“tarp”と呼ぶことが多いようだ。
そもそも、ブルーシートと言いながら必ず青いわけではないのだから、意味が伝わらなくてもおかしくない。

そして、これとよく似た言葉が“bullshit”
“bullshit”は「馬の糞」という意味があり、「くだらない」「でたらめ」「嘘つき」という意味でも使用される。
相手がものすごく失礼なことをした時などに、強く罵る言葉になるようだ。
発音が苦手な人が早口で「ブルーシート」と言ってしまうと相手がよく聞き取れず、誤解を招くこともあるかもしれない。
この機会に、頭に入れておくと良いだろう。

スポンサードリンク

日本人が間違いやすいネイティブ英語①

日本人が覚えておきたい英語を調べてみた【汚い言葉】

日本人が間違いやすいネイティブ英語②【食べ物・野菜編】

日本人が間違いやすいネイティブ英語③【食べ物・おかず、主食編】

日本人が間違いやすいネイティブ英語④【食べ物 スープ 小麦 ナッツ編】

日本人が間違いやすいネイティブ英語⑤【食べ物・果物、おやつ編】

日本人が間違いやすいネイティブ英語⑥【食べ物・アイス、飲み物編】

日本人が間違いやすいネイティブ英語⑦【飲み物、お酒、食事処のサービス編】

アバター

鈴蘭

投稿者の記事一覧

ライターをしている鈴蘭です。
自身の失敗から学んだことを記事にしたいと思います。
一緒に頑張りましょう!

✅ 草の実堂の記事がデジタルボイスで聴けるようになりました!(随時更新中)

Audible で聴く
Youtube で聴く
Spotify で聴く
Amazon music で聴く

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. 海外で人気のあるG1レース 「イギリス、オーストラリア、アラブ、…
  2. 平壌を走るボルボ「北朝鮮問題にスウェーデンが絡む理由」
  3. 紅茶の完璧な入れ方 とグレード「イギリスの王立化学会も研究?」
  4. 「バリスタはノルウェーで生まれた」 コーヒー大国の顔を持つノルウ…
  5. タイタニックに乗船していた唯一の日本人 【生き残ったのに大バッシ…
  6. 北朝鮮の建国の歴史 【金日成 ソ連の生み出した怪物】
  7. 条約に見る北方領土・プーチン外交でロシアの勝利か?
  8. 【犠牲者436人超】史上最恐の人喰いトラ vs 伝説のハンター「…

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

織田信長の最強の家臣団の仕組み 「実力主義で選ばれた武将たち」

織田信長の家臣団は、歴史好きでなくても知っているような、錚々たるメンバーである。しか…

ビタミンC の効能について調べてみた

ビタミンC とは?(出展URL )ビタミンCとは、体内の健康維持に対して補助的…

【ブギウギ】 スズ子の楽団モデル「笠置シズ子とその楽団」とは? 苦しい音楽活動の末に解散

梅丸から独立し「福来スズ子とその楽団」を結成したスズ子。スズ子の実在モデル・笠置シヅ子も自身…

ジュラ紀最強の肉食恐竜 アロサウルス

ジュラ紀の最後に現れた支配者超巨大恐竜の時代であるジュラ紀は、草食恐竜とともに肉食恐竜も…

岡崎体育が全力疾走!鳥居強右衛門こと鳥居勝商の壮絶な最期【どうする家康】

名もなきヒーロー、戦国版“走れメロス”鳥居強右衛門 とりい・すねえもん[岡崎体育 おかざきた…

アーカイブ

PAGE TOP