COVID-19

台湾でコロナに感染した体験記 【台湾の漢方薬 清冠1号で回復しました】

コロナ感染

台湾でコロナに感染した体験記

コロナ禍も下火になってきて、国と国との行き来も始まろうとしているこの頃、筆者は遅ればせながらコロナに感染した。

台湾の現在の感染者数は、統計で720万人ほどだ。

毎日2万人から4万人の新規患者が報告されている。台湾の人口と比べると、この人数はやはり軽視できない人数である。中でも特徴的なのが、毎日割と多くの死者が出ているということだ。平均して50人余りの死者が出ている。20代から90代まで年齢も様々である。

ここ台湾では、二ヶ月くらい前から4回目のワクチンが始まった。
台湾はコロナの流行時期が遅かったこともあり、2022年になっても何回かピークがやってきた。

変種株のピークのたびに多くの台湾人が恐れ慄いた。最もひどい時はたくさんの不便を強いられた。各店に実名制度と言って、訪れた場所のQRコードをスキャンすると位置情報が送られるという制度があった。これはもうすでに廃止されている。

それでも多くの人はまだマスクをつけているし、手指の消毒や手洗いに余念がない。
コロナの治療にかかる費用も多くが公費で賄われている。

筆者はピンドンという南の田舎に住んでいるが、フードデリバリーも非常に充実しており、コロナ患者も利用できる。

コロナの症状

台湾でコロナに感染した体験記

画像 : コロナの薬。スヌーピーの可愛い袋。※本人撮影

筆者は3回のワクチンを台湾で済ませている。だがすでに半年が経とうとしているので、すでに効果が切れていたと思われる。

まずは眩暈が襲い、それから発熱、喉の痛みと咳、鼻水、といった順番であった。
まず簡易キットで検査する。鼻に綿棒を入れての検査である。

今現在はPCR検査の強制はない。簡易キットで陽性ならすぐに陽性判断である。
患者数があまりにも多いためにとられた方策である。簡易キットは薬局などで簡単に買える。
最近ではセブンイレブンでも購入できる。感染者が最も多かった時期は、保険証と引き換えに無料で配られた。

陽性の結果が出たら、すぐに最寄りの病院か診療所に電話連絡をする。
患者はすでに外に出られないので、検査キットと身分証明書を袋に入れて係りの人に持っていってもらう。

そして家で往診の順番を待つ。その間に医者は衛生局と連絡をとる。患者の電話番号を伝え、携帯のGPS機能を使って隔離期間の患者の管理をする。患者が勝手に携帯を持って外に出れば、通報されるシステムである。

医者とはオンライン(筆者の場合はLINE)で連絡となる。
名前を聞かれ、症状や濃厚接触者についての情報を聞かれる。そこから薬の処方となる。

薬はコロナの特効薬ではなさそうだが、大小五つくらいの飲み薬を処方される。
それを飲むことになるのだが毎日往診がある。異常はないか、呼吸困難になっていないか。などの簡単な問診である。医者は丁寧に病状を聞いてくれる。

筆者がかかった診療所は、こちらでいう西薬、つまり西洋の錠剤の薬を扱うところだった。

2日くらいして、同時にコロナにかかった友人から中薬(漢方薬)を飲んだ方がいいのではないかと提案があった。そこで、中医がいる診療所をさらに受診した。

台湾にはコロナ治療ができる中薬がある。中薬は中医が処方するもので急激な効果は期待できないが、緩やかに治療をするので体への負担が少ないといわれている。

清冠1号

台湾でコロナに感染した体験記

画像 : 清冠1号 ※本人撮影

その中薬は清冠1号(NRICN101)と呼ばれる。まるで日本酒の様な名前である。

大体5日分くらいがセットで処方され、朝昼晩と3回、2袋服用する。
粉の量がとにかく多い。オブラートや錠剤に詰めて飲めるほどの量ではない。しかも2袋である。
一粒一粒の大きさも大きく、一袋を一気に飲もうとするとむせてしまいそうになる。

一口ごとに水を大量に飲むので、それだけでお腹がいっぱいになる。

その味は苦いというか味わったことのない味である。この薬を飲むのが本当に苦痛だったが「良薬は口に苦し」とはよく言ったもので、体に負担がなく治療を終えることができた。コロナ後の極度の疲労感などは今のところない。息切れなども感じない。

清冠1号のお値段だが、もし保健がなく自費なら一箱1800元(日本円で8358円)。
保健適用なら、問診料だけでOKである。問診料50元(日本円で200円程度)

後に知ったのだが、重度の症状の患者には清冠2号という中薬が処方されるらしい。

臨床実験で、西薬を用いた127名の重篤患者のうち27名が亡くなったが、清冠1号を用いた127名の重篤患者は7名が亡くなったに留まった。オミクロン株の変種株によく効果があるようである。

回復後は再度病院に行く必要はなく、検査キットで陰性になれば外にも出られるということだ。

厳密にいうと検査もしなくていいと医者に言われた。検査が必要な場合は仕事場や学校が規定している場合のみである。

つまり隔離を終えたら治療は終了。陽性が続いても、感染力はないということであった。
※この情報は2022年10月9日から16日にかけて、台湾でコロナ治療を行った筆者の体験記である。

 

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草の実堂編集部

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草の実学習塾、滝田吉一先生の弟子。
編集、校正、ライティングでは古代中国史専門。『史記』『戦国策』『正史三国志』『漢書』『資治通鑑』など古代中国の史料をもとに史実に沿った記事を執筆。

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