目次
伊勢神宮の正式名称と御祭神
GWの最終日に、妻と伊勢神宮に参拝に行ってきました。
伊勢神宮は特別すぎる神社で正式名称は「神宮」です。伊勢神宮という名前はわかりやすくするために伊勢という土地名をつけただけにすぎません。
日本には8万数千の神社があり、そのほとんどを統括する神社本庁が本宗と仰ぐのが伊勢の神宮です。そして伊勢神宮とはひとつの建物ではなく近辺に125ある宮社の総称です。その中心の宮が
皇大神宮(こうたいじんぐう)=内宮(ないくう)
豊受大神宮(とようけだいじんぐう)=外宮(げくう)
そして
- 内宮の御祭神が、天照大神(あまてらすおおみかみ)
- 外宮の御祭神が、豊受大御神(とようけのおおみかみ)
となっています。ちなみに今は旅館から書いてます(千の杜)
伊勢神宮へのアクセス
アクセス方法は各方面多岐に渡りますので、伊勢神宮の公式サイトでご確認ください。
都内から行く場合
都内から伊勢神宮へ行く場合は、オススメのルートは
東京駅→名古屋(新幹線)
名古屋駅から歩いて近鉄名古屋駅に移動 ※名古屋駅の新幹線ホームに出たら南口から降りて近鉄線に向かって進む。
近鉄名古屋駅→伊勢市駅(観光特急しまかぜ)
のルートがオススメです。
観光特急しまかぜ
名古屋から伊勢市駅は通常の電車でいくと混雑している可能性も高く、荷物の多い方や長旅が疲れるという方は「しまかぜ」が是非オススメです。近鉄名古屋駅から伊勢市駅まで一本で行けますし、何よりプレミアムシートが大変居心地が良いです。
交通はこれくらいにしていよいよ伊勢神宮に突入です。
外宮
伊勢神宮にはと内宮(ないくう)と外宮(げくう)があります。
内宮は約二千年前、外宮は約千五百年前にできたと言われています。
お参りに行くには、まずは外宮からが基本です。前述したとおり外宮の御祭神は豊受大御神(とようけのおおみかみ)です。
豊受大御神はどんな神様か?
豊受大御神は天照大御神の食事を司る神様です。
約千五百年前の雄略天皇の時代に伊勢の地に招かれ、天照大御神の食事をつかさどる御食津神(みけつかみ)として迎えられました。
そして全ての産業の守護神と言われています。お米や衣食住などの恵みを与えてくださる神様です。
正宮は撮影禁止なので、ここまでが限界です。
内宮
一泊して二日目に内宮(ないくう)を回ってきました。
宇治橋の美しさ
まずは宇治橋ですね。驚くほど大きくて素晴らしい美しさです。ここまで心地よい空間はそうそうないと思えるほどでした。
宇治橋は全長101,8メートル、横幅8,4メートルで木橋としては日本で一番長い橋です。今の宇治橋は平成21年に掛けられたもので20年に一度架替えが行われます。
五十鈴川も美しい
宇治木橋を渡ってしばらく歩くと、五十鈴川という大変美しい川があります。ここも実に気持ちの良い場所でした。
とにかく木のエネルギーが凄い
内宮を歩いていて感じたことは、とにかくどこを歩いていても気持ち良い。スピリチュアル的に言えば極めて波動が高い。
全体がパワースポットというか、天界を歩いている感覚でした。そしてその原因の大きな要因の一つは内宮に生えている樹木のエネルギーではないかと感じました。とても素晴らしい大木が多いのです。
僕の地元の群馬にも近所に素晴らしいけやきの大木がありまして、見ているだけで本当に気持ちが良いのですが、そんな大木だらけなのです。
おそらく樹齢がとんでもなく長い大木だらけだと思います。伊勢神宮の心地よさはこの大木たちに依るところが大きいと感じました。
とにかく気持ち良いです。
正宮 皇大神宮 天照大神
いよいよ天照大御神を祀っている、正宮である皇大神宮です。
天照大御神については有名ですが、こちらの記事に詳しいので良かったらごらんください → こちら
ここが撮影できる限界の地点です。
ここから先が、伊勢神宮が出来た古来からずっと受け継がれている皇大神宮となります。
日本中に天照大御神を祀っている神社はありますが、まさにここがその中心地なのです。
内宮(皇大神宮)は時間を超越した場所
中に入ってお祈りしてきましたが、皇大神宮の外観はとてもシンプルで質素で、古代からの形とエネルギーをそのまま受け継いでいるなと感じました。ずっと眺めていると今どの時代なのか時間軸がわからなくなる不思議な感覚に陥りました。
とにかくシンプルで心地よくて穏やかでした。天照大神のエネルギーを直接体感できたことは非常に良い経験でした。
伊勢神宮にはおみくじがない!その理由
伊勢神宮にはおみくじがありません。どこに行っても販売所もありません。その理由は
伊勢神宮にお参りに来たこと自体が大吉だから
なのです。
伊勢神宮は地理的にも、行こうと思わないとなかなか行けない場所です。江戸時代は「一生に一度はお伊勢参り」といった形で、それこそお金をためて何ヶ月もかけて伊勢神宮に行くことが流行しました。
僕自身も以前から行きたい行きたいと思っていましたが、今年ようやく足を運べて大吉感をようやく味わえました。
伊勢神宮の参拝時間(内宮、外宮、別宮)
朝の5時から参拝できます。夜に関しては月によって違います。
10月・11月・12月 午前5時~午後5時
1月・2月・3月・4月・9月 午前5時~午後6時
5月・6月・7月・8月 午前5時~午後7時
内宮のお参りの順番
最初にまずは御正宮、そして別宮の荒祭宮、風日祈宮、滝祭神といった順番がおすすめです。
伊勢神宮では年間千五百以上のお祭りが行われている
伊勢神宮では毎日何かしらのおまつりが行われています。
まず一番多いのが外宮で毎日、朝と夕方に行われる「日別朝夕大御饌祭」(ひごとあさゆうおおみけさい)です。
他には1年でいちばん大事な10月に行われる御正宮の「神嘗祭」(かんなめさい)、豊作や収穫を願って行う「祈年祭・新嘗祭」(きねんさい、にいなめさい)など他にも様々なおまつりが一年中行われています。
そして20年に一度、お宮の場所を移す式年遷宮もおまつりの一つです。持統天皇の690年に第1回が行われてから現代まで、途中でスパンが空くこともありましたが延々と行われ続けてきたおまつりです。
伊勢神宮のお祭りに関しては伊勢神宮公式サイトのカレンダーにて確認できます。→ こちら
伊勢神宮は時代やイデオロギーを超越した存在
そう考えると伊勢神宮というのは、一時代の思想やイデオロギーなどを超越した存在であることがわかります。弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和、平成、令和・・・一体どれだけ政治や思想、人間が変容してきたことでしょう。そういった中で受け継がれている伊勢神宮というのは、一時の人間の考えで計れるような代物ではないということですね。
内宮を参拝してきて、そういったエネルギーをモロに感じてきました。
まだ行ったことがない方は、人生の中で一度は足を運んでみると良いと思います。それではまた。
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