ゴールデンライオンタマリン
見た目は猿なのにライオン・・?
ゴールデンライオンタマリンとは、ブラジルに生息する猿で、ライオンのようなたて髪があることから、このややこしい名前がついたようである。
体長25-31cmほどで、昔は食用に捕獲されていたこともあったという。
ペット用や観賞用で捕獲され一時期個体数が減ったが、生物保護区の指定などで現在は少しづつ増加しているという。
オカピ
オカピという名前も変わっているが、見た目も一見何の動物なのか謎である。
シマウマなのか鹿の仲間なのか、色々な種が合わさったようにも見える。
オカピはキリン科のオカピ属に分類され、どうやらキリンの仲間のようである。実際に最初はロバの仲間と間違えられたという。
コンゴ民主共和国の中部、北部・東部に生息しており、現在保護対象となっている。
ちなみにキリン科には現在キリンとオカピの2種しか生息していない。
テングザル
テングザルは、東南アジアのボルネオ島に生息する猿である。
一見おじいちゃんのような見た目なので、言葉を話しそうで怖い印象である。
体長は66 ~76cmほどで、子供の頃の見た目は普通の猿に近いが、成長するとオスの鼻が長く伸びる。
現在生息地では狩猟・捕獲が禁止されているが、以前は食用にされていたという。
フォッサ
フォッサは猫のように見えるが、マングースの仲間とされている。
マダガスカル島に生息し、哺乳綱食肉目マダガスカルマングース科フォッサ属に分類される食肉類である。
体長61~80cmで、主に夜行性で単独行動する。
生息地では食用とされることもあり、森林伐採や狩猟などで現在は個体数が減っている。
日本では恩賜上野動物園がフォッサのオスとメスを飼育していたが、2017年5月に雌が死去し、現在は雄のみとなっている。
エンペラータマリン
漫画やアニメのキャラに出てきそうな風貌である。
エンペラータマリンは、哺乳綱霊長目オマキザル科タマリンの一種であり、エンペラーの名はドイツ皇帝のヴィルヘルム2世からきているという。
体長は約23~26cmほどで、ペルー南東部やボリビア南西部、ブラジル南西部などに生息している。
現在絶滅の危険性はないが、個体数は徐々に減少しているという。
ジェレヌク
ジェレヌクは、ウシ科ジェレヌク属に分類され、本種のみでジェレヌク属を形成する。
一見シカ科のように見えるが、ウシ科に分類されている。
ケニアやソマリア、エチオピアの砂漠やサバンナに生息し、木の葉、芽、枝、花、果実などを食べるが、なぜか草は食べないという。
全体的にシャープで美しい見た目である。
マエガミジカ
マエガミジカはその名前の通り、なんと前髪が生えている。
シカ科の一種で、中国中央部からミャンマー北部にかけて生息する。体高50~70cm。
長い犬歯が生えているので肉食のように見えるが、鹿の仲間なので草食という不思議な動物である。
アイアイ
アイアイという名前はかわいいが、見た目はかなり怖い。
マダガスカル島に生息し、現生種では本種のみでアイアイ科アイアイ属を構成する。
発見者は「アイアイはリスに似ているがキツネザルや真猿類に似ている点もある」と報告しており、最初はなんの生物だかわからなかったようである。
現地では縁起の悪いもの、悪魔の使い、害獣とみなされることもあり、生息数は減少している。
童謡の「アイアイ」のイメージとは随分かけ離れている。
サイガ
サイガも一見なんの生物なのかよくわからない。
シカにも見えるし牛の仲間のような気もする。
分類上ではウシ科サイガ属とされ、本種のみでサイガ属を構成する。
モンゴルやロシアのステップや疎林などに生息し、なんと時速80キロで走り、1日で80~120キロもの距離を移動するという。
草食動物で、現在は個体数が減少し狩猟も禁止となっている。
アンゴラウサギ
この見た目がかわいすぎるアンゴラウサギは、最も古いウサギの品種とされている。
アンゴラ出身のうさぎかと思いきや、アンゴラとは特に関係はなくトルコが原産国である。
長毛種なことから毛織物の素材として利用され、世界中で品種改良されている。
野生種は存在せず、純血種として4品種が公認されている。
イングリッシュアンゴラ
フレンチアンゴラ
サテンアンゴラ
ジャイアントアンゴラ
日本でペットとしても飼うことはできるが、毎日の毛のお手入れや暑さにも弱いことから、普通のウサギよりは難易度は高いとされている。
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