海外

日本人が間違いやすいネイティブ英語⑥【食べ物・アイス、飲み物編】

「ネイティブが聞くと微妙…かもしれない英語【食べ物・アイス、飲み物編】」をまとめてみた。
必ずしもおかしな意味で伝わるとは限らないが、間違いや誤解は無い方が良い。
日本人は英語の発音が非常に悪く、ネイティブにはよく聞き取れないことも多いらしい。

「『子どもにアイスキャンディーを』と注文すると、凍ったお菓子を提供された。

これは冗談だが、万が一そんなことにならないよう、「ネイティブに誤解されやすい英語表現について」考えてみよう。

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英語

『アイスキャンディー』

どこか懐かしさを感じさせる、『アイスキャンディー』という名前。子どもの頃の夏の思い出が蘇ってきそうな食べ物である。そして『アイスキャンディー』…これまた和製英語である。アイスキャンディーは英語で “ice pop”

しかし “popsicle” が一般的な名前のようだ。英語を知らずに聞いたら「ポップなシクル???」と、何を指しているのか全く想像できない。
そして、日本ではキャンディーというと「飴」という意味しかないだろうが、 “candy” という英語はアメリカでドロップやキャラメル、チョコレートを指す。イギリスでは氷砂糖を指すようだ。ネイティブが『アイスキャンディー』と聞くと、冷たい飴やお菓子、ギンギンに冷えた氷砂糖を想像するのかもしれない。

『ソフトクリーム』

暑い夏も、ちょっと肌寒い日も、見ると食べたくなってしまうソフトクリーム。大人になってもこれは大好きという人も多いだろう。そしてこの『ソフトクリーム』、どう考えても英語っぽい名前の食べ物である。しかし、これまた和英英語の仲間なのだ。

ソフトクリームは英語で “soft serve” または “soft serve ice cream” と言う。

『ソフトクリーム』と注文しても、決してアイスではないソフト(柔らか)なクリームが出てくる恐れがあるのだ。しっかり覚えておかないと、真夏の外出で店員さんと押し問答になり、苦労するかもしれない。

『アイス』

では、『アイス』と言えば美味しいアイスやソフトクリームが出てくるのでは?そう思う人もいるのではないだろうか?ところが、 “ice” はアイスクリームではなく「」という意味。日本で言うところの『アイス』が食べたければ、 “ice cream” と言おう。

『バニラとバナナ』

アイスの代表的な味と言えば『バニラアイス』。これが一番好みだという人もいるのではないだろうか。しかし、これを日本人が海外で注文するのはかなり難しいようである。
バニラと言ったのに、バナナが出てきた」…そんな話は多々あるようで、英語学習では定番のネタとなっているようだ。
『バニラ』のバは、 “vanilla” の『V』である。これを上手に発音するのが、まず難しい。上の歯を下唇に付けて、独特の発音をしなければならないのだ。そして「バニラ」ではなく「ヴァネイラ」とでも言うように発音しなければならないという話もある。
一方、 “banana” (バナーナ)は英語初心者の人でも比較的言いやすいようだ。

『クリームソーダ』

懐かしさのある飲み物、『クリームソーダ』。お子様ランチと一緒に連想する人もいるのではないだろうか。

この『クリームソーダ』、英語では “float” “ice cream soda” などと言うことで、「アイスが浮かんでいる飲み物
として認識されるようだ。

『サイダー』

ちょっと疲れたとき、汗をかいたとき、サイダーが飲みたくなる人も多いのではないだろうか。

しかし『サイダー』は、あの透明な炭酸飲料のサイダーではない。“cider” は米国ではリンゴジュース、英国ではリンゴ酒のこと。日本のサイダーとは違うものの名前なのだ。英国で子どもが『サイダー』を頼んでしまったら、「飲酒は駄目!!」と叱られるのかもしれない。
そして、あの透明な炭酸の『サイダー』は英語で “soda” “soda pop” 。「ソーダ」なら私達日本人にも馴染みのある言葉だ。それがなぜ「サイダー」になってしまったのだろう。

『ジュース』

日本で『ジュース』と言えば、砂糖入りの甘い飲み物も「ジュース」だろう。そしてさすがにジュースなら英語として通じると思っていた。
しかし、英語では果汁100パーセントのジュースしか、『ジュース( “juice” )』と呼ばないらしい。砂糖が混ざったものなどは『ソフトドリンク( “soft drink” )』。

『ココア』

ホットでもアイスでも美味しいココア。海外からの輸入品というイメージがあるため、『ココア』は英語で通じるだろうと考えていた。しかし、『ココア』は英語で “hot chocolate” と言う場合があるので覚えておきたい。

『ココア』と言うと、ココアパウダーを想像する場合もあるようだ。そして発音が『ココア』というより『コゥコゥ』に近い。こちらも併せて覚えたいところだ。

こんなにもたくさんの和製英語があることに、驚く人もいるのではないだろうか。暑い国に行く際には、冷たい食べ物や飲み物の名前を確認しておくと役立つだろう。

日本人が間違いやすいネイティブ英語①

日本人が覚えておきたい英語を調べてみた【汚い言葉】

日本人が間違いやすいネイティブ英語②【食べ物・野菜編】

日本人が間違いやすいネイティブ英語③【食べ物・おかず、主食編】

日本人が間違いやすいネイティブ英語④【食べ物 スープ 小麦 ナッツ編】

日本人が間違いやすいネイティブ英語⑤【食べ物・果物、おやつ編】

日本人が間違いやすいネイティブ英語⑥【食べ物・アイス、飲み物編】

日本人が間違いやすいネイティブ英語⑦【飲み物、お酒、食事処のサービス編】

 

 

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