前編では、筆者の台湾人の友人が初めて日本に訪れた時の感想を紹介した。
筆者は友人家族たちと一緒に沖縄旅行をしたのだが、驚きの連続だったようである。
今回も引き続きいくつかのエピソードを紹介しようと思う。
居酒屋
友人はあまりお酒を飲まないのだが、日本の居酒屋に行くのを楽しみにしていた。
台湾にもお酒を飲む場所はあるが、何というかとても風紀が悪い。ほとんどがバーの様な場所で、一般の人はあまり足を踏み入れないのである。台湾には露天の様なお店も多いことから、大体はご飯の延長でお酒を飲むといった感じである。
友人は、日本の居酒屋はご当地の美味しい小鉢のおつまみやお酒が嗜めるという噂を聞いて憧れていたという。今回は5日間の滞在だったのだが、ほとんど毎日居酒屋に通った。
美味しいご当地料理を堪能した友人は、台湾に帰ってからも何度も居酒屋の良さを語っていた。
コンビニが楽しすぎる
台湾では多くのYoutuberが日本のコンビニ商品を紹介して話題になっている。
台湾にはセブンイレブンとファミリーマートはあるが、何とローソンがない。念願のローソンに行けるということで、友人はローソンの前で写真を撮っていた。
店内には、友人が台湾で食べたくても高くて買えなかった日本のアイスやスイーツ、ホットフードがたくさん並んでいた。店内に入ると、すぐにカゴを手に持ち買いまくっていた。
台湾より品揃えが多いようで、特にスイーツの多さと、お酒類、おつまみ類の豊富さに驚いていた。
ローソンの「唐揚げくん」も食べたかった物の一つだったようで、沖縄限定のシークワーサー味が気に入ったようである。
ドリンクスタンドがない
台湾は飲料大国である。とにかくたくさんのドリンクスタンドがある。
かつて日本でもブームとなったタピオカミルクティーをはじめ、各種のお茶がお手頃価格で飲める。
しかし、日本にはドリンクスタンドがほとんどない。国際通りには1軒のドリンクスタンドがありタピオカミルクティーが売られていたが、何とお値段は台湾の5倍であった。
台湾人は日本人がコンビニでお茶や水を買うように、ドリンクスタンドで飲み物を買う。
ちなみに中国や台湾では至る所に飲み水を補給する給水所がある。市役所や病院、大型スーパーなどにもある。彼らはほとんどの場合自分の水筒を持ち歩いていて、給水所を探している。
日本にはそういった場所がほとんどなく、水分はお金を出して買わないといけないため、その点に関しては不満だったようである。
街や海がキレイ
街を歩いていた時に、路上にゴミが少ないことにも驚いていた。
「毎日清掃員が掃除するのか?」「定期的に掃除するシステムがあるのか?」などと質問された。
台湾は何というか路上が汚いのである。得体の知れない液体が流れた跡があったり、ビンロウジの食べカスが捨てられていたりする。特に夜市や食べ物屋さんの周りは、かなり不衛生だ。
いちいち見ていると嫌になるので、筆者は運ばれてきた美味しそうな食べ物だけを見ることにしている。ネズミやゴキブリは当たり前で、かなり巨大なものが堂々と歩いている。
最後に
筆者が中国や台湾に住み始めた時も、驚きと発見の連続だった。
今回一緒に旅行に行った台湾の友人たちは「また行きたい!」と口を揃えて言ってくれた。
祖国が褒められるのは何とも嬉しいものである。筆者ももっと台湾という国をよく知ろうと思った。
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