犯罪&事件

刑務所の食事は本当においしいのか?【実体験】

日本全国には、なんと70数か所の刑務所があるそうです。
それらには女子、少年、医療、交通、社会復帰促進センター(民間組織)なるものも含まれます。

ご飯が美味しい大井造船作業場

その中で、私が収監されたのはたった6刑務所ですが、メシのうまさで言うならダントツ1位は四国松山刑務所の特役で行く、大井造船作業場だと思います!
記憶に新しいと思いますが、そこの作業員(大井では懲役を作業員と呼ぶ)が脱走したことで大ニュースになった、あの大井造船作業場です。

私が務めた当時、日本一仮釈放がたくさんもらえる刑務所で、再犯率も日本一少ないところでした! その再犯率を下げた一人が私です、大変申し訳ないと思っています、現在反省の日々を送っております。

大井造船作業場は日本一厳しくて、忙しい刑務所だと私は今でもそう思っています。
その厳しさ! 忙しさ! は後程伝えるとして「刑務所のご飯は本当に美味しいのか?」ですが、今でもさほど変わってないと思いますが、当時の大井造船作業場は他の刑務所のように栄養士さんが献立を決めるのではなく、作業員に食べたい物を聞いてメニューを作ります。

私は大井造船作業場で経理班に配役になりました。そのころ総員34~37名で、経理班は4人です。
その4人で、普通の刑務所で言う、炊場、洗濯、営繕、内外掃、補綴、官炊、計算、等をこなします。
私は、官炊(職員の食事調理)の係も兼ねていたので、職員のおかずと比べても作業員が食べるおかずでは比べようがないほど美味しい良いものを食べていました!

噂によると、造船場側から給料として食材で支払らわれると聞きましたが定かではありません。
食事の際は各班の食卓の上には米櫃が置いてあり各自お代わり自由です。
人気メニューは肉関係の料理でした、トンカツ、カツカレー、ハンバーグ、ビーフステーキ、魚料理、チャーハン、ラーメンなど街の定食屋さんで食べるもと同じでした。
普通の刑務所のようにレトルトや冷凍ものは一切使わず、全て直火での料理なのですごく美味しいものが食べられました。

普通の刑務所はレトルトが多め

普通の刑務所はほとんど野菜や肉を焼く場合、蒸気を使うので焼くというよりも煮る感じに近くなります。
炊場工場は戦争のような毎日で、特に大人数の施設では時間に押され、レトルト食品、冷凍食品を使わざるを得ないのでしょう。

懲役の楽しみである食事のメニューは、何といっても「パン」です。パンの日にはアマシャリが出ます、アマシャリとは汁粉、ぜんざい、甘煮豆、シチュー?など刑務所によっては違いがありますが月に6回ほど出ます、献立はアマシャリ、パン、ぬりもの、フライや空揚げ、パックの飲み物、などです。ちなみに麺類はナガシャリと呼ばれています、ナガシャリも人気のひとつです。

身長や作業内容によって食事の量が違う

刑務所の食事は本当においしいのか?【実体験】

※出典 youtube

作業と身長によって主食(ご飯、パン)の量が違います。
特A, A, B, C, と分かれます、身長食は180cm以上から5cm刻みでそれぞれ増量されます。

特A食で500g近くあります、特A指定の作業は私の聞いた限りでは、除雪作業や造林作業です。
A食で370g。立って作業をする人。(一般工場の立ち役では検査、運搬、計算、衛生係)、(経理工場では、営繕、炊場、内掃、外掃、洗濯、補綴、図書、舎房掃夫、その他)
B食で300g。おもに座っての作業です。
C食で280g。作業を行わない者。(懲罰中、入病中、その他)

それ以外に、延長食、勤労食、糖尿食、歯のない人の刻み食、病食、宗教食、他にも色々あるようです。

一番美味しい献立

刑務所で一番美味しい献立の一つはやはりカレーライス、ラーメン、揚げ物、ですね!各施設独自の味があるようですが大量に作るので味が染みわたり本当に美味しいです。

ご飯は、麦と白米を混ぜた麦シャリを食べています、6:4とか7:3とか言いますが、麦だけで真っ黒なときもあるし、真っ白い銀シャリのときもあります、炊場の混ぜ具合次第ですね。

炊場工場は重要なポジション

食に対しては炊場工場のやり方次第!やり放題!なんて書くと怒られますが、食に対して一番重要な地位を占めている工場で、一番重労働な工場です。
私が普通の刑務所の炊場に居た時は、知り合いや友達の居る工場には、おかずやみそ汁の具などをたくさん入れたりしました。
逆に気に食わない工場には、見るからに少なく割り菜したこともありました。

刑務所で炊場に逆らうとひどい目にあいます。

北海道の刑務所の食事は評判が良い

正月の三が日だけは銀シャリが支給されますが慣れてない銀シャリを炊くため水の量が難しいのか?あるいは米が悪いのか?ベチャベチャご飯で私自身は麦シャリの方が好きですね。

よく懲役の話題で、どこどこの刑務所のメシは美味しかった!あそこは不味かった!と聞きますが平均的に北海道の刑務所は量、味ともに良かったと言う意見が多いでようです。

私も一丁前の事を言っておりますが、今食べている娑婆のメシより刑務所の方が、おかずは3品、みそ汁つき、バリエーションもあり、栄養バランスも考えくれる「刑務所のご飯は本当に美味しい!」と思います・・・・・!

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刑務所に6回入所。計16年程の服役。みなさんが知らない裏側の刑務所情報、本当の仕組み、本当の生活状況、など書ければと思っています。

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