ビジネスや観光などの目的で遠出する際、考えなければいけないのが宿だ。
一夜を過ごすための場所には、色々な種類がある。
また、予約もWeb上から手軽に行えるようになっている。
今回は、主にインターネット予約で安く宿泊施設を利用する方法についてご紹介する。
目次
ネット予約のコツ㈰変更・キャンセルについて
booking.comなどのホテル予約サイトを見ると、各宿泊施設の料金プランが見られる。
そして同じページに、「変更・キャンセル」についての追記事項もある。
ここをよく確認し、予約後〜いつまでが変更・キャンセル無料なのかをしっかり把握した上で予約をしたい。
宿泊前日までなら変更・キャンセル無料という場合もあれば、もっと日数がタイトめになっている場合もある。
要注意なのは、表示されているプランのうち、とくに安いものは「一度予約したら変更・キャンセルは不可(宿泊費の100%を請求)」となっている場合もある。
たとえ数々の宿やプランのうち最もお得な料金だったとしても、急な変更・キャンセルに対応してもらえなければお金をドブに捨てるのと同じになってしまう。
尚、今回の新型コロナウイルスに関連してイベント中止・日程変更などが多く報告されているが、このような場合には特別に変更・キャンセルが認められる場合もなくはない。
ただし、変更・キャンセル不可と納得して予約した場合にゴネて無料をお願いするのは迷惑になるので、こうした緊急事態下では欲張らず余裕をもったプランを選んでおきたい。
新型コロナウイルスの影響で客の減少・急なキャンセルが相次ぎ、倒産・閉店してしまった企業・店舗・サービスはいくつもある。
基本的に変更・キャンセルは店舗側にとって負担・損失であることも忘れずにおきたい。
ネット予約のコツ① 一秒でも早く予約
インターネットのWeb予約で予約が簡単になった。
それはあなた以外にとっても簡単ということだ。
オンラインで最安のプランがすぐ見つけられるようになった。
それはあなた以外にとっても簡単ということだ。
つまり、善は急げ。一秒でも予約することが勝利のカギということになる。
特に、駅近でお値打ちなプランほど人気が集中する。
遠出の予定が決まり次第、すぐに予約サイトへ駆け込むことが重要だ。
ネット予約のコツ② 予約するサイトを使い分ける
これは盲点かもしれないが、実は宿泊施設検索サイトと公式ホームページでの料金は完全に同じではない。
何がどれぐらい違うか、ということは断言できないが、宿の予約サイトで表示されているプランよりも公式ホームページで表示される正規料金の方が安いという場合がある。
また、詳細までは少し分かりにくい検索サイトだが、公式ホームページに飛べばより豊富な写真・より詳細で正確な情報が確認できるため、宿選びの決定打ともなる。
中には古いタイプの宿で、インターネットに親しみのない施設もある。そういった場合は検索サイトに必要な情報が載っているため、そこで予約して問題ない。
ネット予約のコツ③ 許容できる寝床のタイプを幅広く想定
宿をとるのは、夜の寝床を確保するためという目的が大きい。
そのため、ホテル・旅館・ビジネスホテル・カプセルホテル・ホステル(バッパー・ドミトリー)といった宿から最も適したものを選ぶことがお得さへの近道だ。
食事なしの素泊まりや、多人数での相部屋でも構わないという人であれば安価に抑えやすい。
また、寝床確保という目的のみを考えた場合、場合によっては宿にこだわらず、ネットカフェやカラオケなども考慮する柔軟さも時には必要かもしれない。
また、24時間営業のサウナやスーパー銭湯、時にはラブホテルを利用する人もいる。
場合によってはそもそも宿に泊まらず、新幹線などの最短で到着できる交通手段を利用する方がお得ということもありうる。ツアーパックの利用を考えてみてもいいかもしれない。
これらの可能性を検討してみて、それでも宿を予約するかどうかを決めるのもひとつの手だ。ネットカフェや一人カラオケ、一人ラブホの店舗の中には予約可能なものもある。
勿論、たまの遠出なのでしっかりと朝食つき、広く清潔な布団ででゆったりと身体を休めたいという人は、ホテルや旅館の利用が好ましい。温泉もついていれば最高だ。
冒険心があり、人とのやりとりに長けている人ならばAirbnbなどを利用した民泊にチャレンジしてみるのも面白いかもしれない。
ネット予約のコツ④ ネット予約だけにこだわらない
最後に、記事の趣旨をひっくり返してしまうようで恐縮だが「ネット予約だけにこだわらない」ことも時には必要だ。
非常に極端な例で恐縮だが、例えば大阪・西成区あいりん地区の「ドヤ」等は異常な低価格・誰でも利用できることが強みだが、こういった宿は当然ネット予約などはできない。つまり、足で探すほかない。
このような、知る人ぞ知る寝床は、いかにビッグデータ活用の現代とはいえ、情報の網目に引っかかることはない。
そこまでの宿泊施設となると、泊まるのも自己責任という色合いが濃くなってくるが、それがまた旅の醍醐味にもなりうる。
安さ=お得さ?
今回は、ネットで安くお得に宿を見つけるお得技をご紹介した。
当然、料金は安ければ安いほど嬉しいのが消費者心理ではあるが、必ずしも安さの追求が得にはつながらないこともある。
また、あまりにも情報を調べ比較に躍起になっても精神的にエネルギーロスが大きくうんざりしてしまう。
安く抑えよう、少しでも得をしよう、という意識から自由になることがある意味究極のお得技といえるかもしれない。
ぜひ、楽しい宿探しと安全な旅を。
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