教育

社会人でも「大学」を活用できる? ~大学の「カフェ」「学食」活用法!

社会人でも「大学」を活用できる?

画像 : 東京大学 ※著者撮影

大学というと、「在学している大学生だけが利用する場所」というイメージ、ありませんか?
実際のところは、そんなこともありません。
近隣の方々はじめ、様々な方々が気軽に立ち寄ることができる大学も、決して少なくありません。

どんなことを目的に、足を運べたりするの?」と思われた方のために、今回は筆者なりの大学活用法をお伝えします。

実体験を交えながら、いくつかの切り口でご紹介します。

足を運びやすい大学、そうではない大学

日本には800近い「大学」と、1000を超える「大学のキャンパス」が存在します。

私自身は以前、企業の人事部で新卒採用担当を5年間していました。
就職課や教授の研究室にご挨拶にうかがうこともあれば、就活生向けのセミナー開催の依頼を受け、実施させていただくこともありました。

そういった経験があるがゆえに、大学で過ごすことに抵抗を感じないタイプともいえます。

とはいえ「足を運びやすい大学」「運びづらい大学」がそれぞれあるので、まずはその説明からさせていただきます。

・総合大学などで学生数が多い大学
・国立大学

などは、比較的通常から大学内施設を利用しやすいといえます。

逆に

・女子大学
・皇族の方が通われている大学

などは、警備が厳しく、大学敷地内に入る際に手続きが必要となるケースが多いです。

大学の「カフェ」「学食」活用法!

「大学内施設を利用」と書きましたが、「そもそもどんな施設を利用するの?」と思われた方も多いことでしょう。

気楽に利用できる代表的なものは「カフェ」「学食」です。

今は敷地内に「スタバ」や「タリーズ」などのカフェがある大学も増えています。
大学の門をくぐり抜けなくても、門のすぐとなりなどにカフェが併設されているケースも多いです。
そういったカフェですと、学生以外の方の利用も意外と多く、気楽に立ち寄れます。

大学の講義が始まる前、学生の授業がない日曜日は比較的すいている為、ゆったりとしています。

また、私自身はテレワークの息抜きも兼ねて、ノートPC片手に足を運び、仕事をさせてもらうこともあります。
まわりには真剣に論文を書いている大学生・専門分野の本を読みこんでいる大学生などもいるため、刺激にもなり自分の仕事もはかどります。

カフェ内で過ごさなくても、テレワーク中の散歩途中に大学のスタバに立ち寄りコーヒーを「テイクアウト」するだけでも、なんだか特別感があって良いですね。
運動不足解消のためにも、おすすめです。

2時間制などをとっているカフェもある為、カフェのルールも守りつつ有意義な時間を過ごしましょう。

社会人でも「大学」を活用できる?

画像 : 東京大学学食 ※著者撮影

大学の「学食」もおすすめです。
なんといっても学食の良さは「安さ」です。

こんなにボリュームあるのに、このお値段?!」と利用する度に、毎度驚きます。
カロリーや栄養バランス表示している学食もあります。

学食に関しても学生以外の利用時間に制限がある場合などもありますので、ご注意ください。

緑豊かな国立大学内散歩

国立大学は広くて、緑豊かなケースが多いです。

住民の方々のために開放しているケースも多く、近隣の小さなお子さんがいらっしゃるパパママが散歩にこられているケースも珍しくありません。

社会人でも「大学」を活用できる?

画像 : 早稲田大学大隈庭園 ※著者撮影

早稲田大学の「大隈庭園」のように、大学施設を一般の方にも開放しているケースもあります。

特に桜がたくさん植えられている大学も多い為、桜のシーズンには多くの人々が訪れます。
秋の紅葉の時期にも、大学内のイチョウ並木を散歩する方々の姿をよくみかけます。

ちなみに、東京大学に関しては夏になると「三四郎池」でザリガニをとる親子の姿もみられます。

画像 : 早稲田大学卒業シーズン(隣接のリーガロイヤルホテル東京にて撮影) ※著者撮影

入学シーズンはサークル勧誘の看板が立ち並び、こちらまでわくわくしてきますし、卒業シーズンは「おめでとう」の文字が、大学のある街全体にあふれる為、一緒に門出を祝いたくなります。

大学内の四季折々の姿を眺めてまわるのも、大学を訪れる楽しみの一つといえます。

おわりに

今回は「社会人の『大学』活用術」ということで、一般の方々の大学の利用方法の一部をお伝えしました。
カフェ・食堂利用、散歩など、おすすめですので、是非お近くの大学での利用が可能かどうか確認してみてくださいね。

また、今回の方法以外にも、実は活用法がありますので、後日あらためてご紹介させていただくかもしれません。

参考 :
【早稲田大学HP 新緑がまぶしい初夏の大隈庭園

 

アバター

草の実堂編集部

投稿者の記事一覧

草の実学習塾、滝田吉一先生の弟子。
編集、校正、ライティングでは古代中国史専門。『史記』『戦国策』『正史三国志』『漢書』『資治通鑑』など古代中国の史料をもとに史実に沿った記事を執筆。

✅ 草の実堂の記事がデジタルボイスで聴けるようになりました!(随時更新中)

Audible で聴く
Youtube で聴く
Spotify で聴く
Amazon music で聴く

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. 深川不動堂の護摩焚きに行ってみた
  2. 小田原梅まつりに行ってみた
  3. 【仕事の資格】建設業経理事務士4級を受験してみた【スキルアップの…
  4. ディズニーパークの城のモデル「ノイシュヴァンシュタイン城」につい…
  5. 浜松城へ行ってみた【続日本100名城 観光】
  6. 江戸幕府黎明期、徳川と朝廷に関係が深い京都「一乗寺・雲母坂界隈」…
  7. LGBT当事者から学ぶ「カミングアウト」の深い意味
  8. 【群馬伊香保に突如できた謎の巨大宗教施設】佛光山 法水寺とは一体…

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

大山巌 〜日露戦争で満州軍総司令官を務めた西郷隆盛の従兄弟

西郷兄弟は父方の従兄弟大山巌(おおやまいわお)は薩摩藩の出身の軍人で、日露戦争では満州軍…

【兜の歴史】 戦国武将たちが愛用した「変わった兜」とは

戦国武将と兜戦国武将たちが愛用した兜は、どれも華やかでユニークなものが多かった。…

阿部正弘【25才で開国に踏み切った若き老中】

25歳の老中阿部正弘(あべまさひろ)は、25歳の若さで徳川幕府の老中に就任、第12代家慶、第…

大阪杯の歴史を調べてみた

大阪杯(4歳以上オープン 国際・指定 定量 2000m芝・右)は、日本中央競馬会(JRA)が…

最も数が多い文字体系「漢字」 ~中国、日本、台湾の違い

漢字とは普段何気なく使っている漢字。漢字を読めない欧米人からすると一種の芸術であり、解読…

アーカイブ

PAGE TOP