近年は日本にも外国人の観光客が来るようになり、「日本にいるから、英語はわからなくても大丈夫!」とは言い難い状況になってきている。
旅館やお店で働く人、そして道行く一般の人でも、最低限の英単語は話せるようになっていた方が良いだろう。
筆者は外出中に突然外国人に英語で話しかけられ、上手く答えることができずにがっかりさせてしまったことがある。
特に問題なのは和製英語だろう。英語だと思って話しても、相手には通じていないのだ。
それでは、「日本人が間違いやすいネイティブ英語を調べてみた」【飲み物、お酒、食事処のサービス編】をみていこう。
『ミネラルウォーター』
災害時のために用意しておきたい『ミネラルウォーター』。しかし、英語で『ミネラルウォーター』と言っても通じないようだ。
正しくは “still water” 。では『ミネラルウォーター』とは?ミネラルが入っているからと付けた名前なのだろうか?逆に海外の人が日本に来たとき、驚くのではないだろうか。
『ビール』
海外でも飲みたくことが多そうな『ビール』。しかし、これは日本人の発音では通じにくい単語の一つのようだ。
英語では “beer” と書いて『ビアー』と言う。ビールは日本独特の言い方なのかもしれない。
『アルコール』
酒好きの大人は覚えておきたい『アルコール』。海外でも息抜きに飲みたいという人もいるのではないだろうか?
しかし『アルコール』もまた、和製英語である。英語では “alcohol” と書いて『アルコホール』と言うのだ。これは日本では聞き慣れない言葉である。覚えておかないと、夜の楽しみが無くなってしまうかもしれない。
『キッチンペーパー』
揚げ物を作る時は欠かせない『キッチンペーパー』。手を拭きたいとき、コンロに付いた油を拭くときにも活用できる。
しかし、これも和製英語。キッチンペーパーは英語で “paper towel” と言うのだ。
『コンロ』
料理をするときに欠かせないのが『コンロ』。これも和製英語の一つと言えるようである。
『コンロ』は英語で “heater” “burner” と言う。どちらも聞きなれた言葉であるのに、何故覚えた意味が違うのだろう。
ちなみに、ガスコンロは “gas heater” 電気コンロは “electric heater” と言う。
『レンジ』
『レンジ』も、どう聞いても英語にしか聞こえない。ところがこれも和製英語。
英語では “microwave oven” と言おう。また、 “electronic oven” という言葉もある。
『ポット』
湯を沸かし、そのまま保温してくれる『電子ポット』。旅館やホテルで茶を飲みたいときには必需品だ。
ところがこの『ポット』も和製英語。『ポット』つまり “pot” は英語で深い鍋という意味だ。
それでは電子ポットは何と言うのか?答えは “electric kettle” 。他に “hot water dispenser” という言葉もあるので覚えておきたい。
ちなみに『魔法瓶』は “thermos” と言う。
『フライパン』
「『ポット』が英語で鍋なら、パンは何?」答えは浅い鍋。
ではフライパンは? “frying pan” という。「フライ(揚げ物)をするパン(浅い鍋)」と覚えておこう。
他に “skillet” という言い方もある。
『炊飯ジャー』
炊飯器は英語で “electric rice cooker” 。日本語に直せば『電気のご飯釜』ということであろう。
『炊飯ジャー』の『ジャー』は和製英語と思って良いのかもしれない。
『オーブントースター』
オーブントースターは英語で “oven broiler” “toaster oven” と呼ぶ。
何故か「オーブン」と「トースター」が逆になっているようだ。
『レジ』
レストランで食事が終わり、『レジ』に向かうにはどうしたら?そう聞きたいのに、上手い英語が見つからない。
そんなときは『レジ』ではなく、“cashier” と言おう。ちなみに辞書では “register” “cash register” と書かれている。
他の和製英語でも触れたが、日本語では単語を短く略す癖があるようだ。
『コック』
白い帽子を被り、料理をするコックの姿は格好良いものだ。子どもにとっても憧れの存在である場合が多いだろう。しかし『コック』は発音が悪いようである。
英語で料理人を指す場合は “cook” つまり『クック』と言わなければならないのだ。
では “cock” つまり『コック』とは?水道の栓を指す言葉になってしまう。更に、コックは男性器を指すことがあるので注意しなければならない。料理人を呼ぶつもりが、何やら違うところを連発してしまうことになるのだ。
『宴会』
ついでに覚えたい言葉として、宴会も記載しておきたい。
宴会は英語で “dinner party” と言うらしい。確かに、宴会という単語がどういう意味か説明するのは億劫だが、「夕食のパーティー」と言えば良いのか…そう納得してしまった。
『酔っ払い』
※ イラスト 新井キヒロ
酔っ払いは英語で “drunken man” “drunkard” などと表現できる。
『酔っぱらう』は “get drunk” 。
ただし、むやみに「あいつは酔っ払いだ」などと言おうとして、トラブルを招かないように注意しよう。
いかかでしたか?台所用品には片仮名が非常に多いものであるが、まさかこんなに和製英語があるとは思わなかった人も多いのではないだろうか。
そもそも、そのまま英語で呼べば良いのに…これでは日本に来た外国人も、さぞ困惑するであろう。
なにより『コック』と聞いたらどう思うのか?非常に気になる筆者であった。
日本人が覚えておきたい英語を調べてみた【汚い言葉】
日本人が間違いやすいネイティブ英語②【食べ物・野菜編】
日本人が間違いやすいネイティブ英語③【食べ物・おかず、主食編】
日本人が間違いやすいネイティブ英語④【食べ物 スープ 小麦 ナッツ編】
日本人が間違いやすいネイティブ英語⑤【食べ物・果物、おやつ編】
日本人が間違いやすいネイティブ英語⑥【食べ物・アイス、飲み物編】
日本人が間違いやすいネイティブ英語⑦【飲み物、お酒、食事処のサービス編】
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